牛乳の波紋。
「健康飲料」の代名詞的存在の牛乳を「有害」とする説が書籍やネット上で取り上げられ、波紋を広げているようです。一方で「有益」とする考え方は、栄養学などの世界で今も多数派のようです。
ここへ来て牛乳有害説が浮上してきているのにあたって、消費者はいったいどういう判断をすればいいのでしょうか? 何を判断基準にすればいいのでしょうか? 波紋は広がる一方のように感じます。 牛乳に多く含まれるカルシウム。摂取源として牛乳は有益なのか。有益でないとする根拠の一つが、骨粗しょう症と牛乳との関係のようです。しかしながら骨粗しょう症を防ぐのに牛乳が防止策にならないと言う 指摘もあります。 また一方では日本人より牛乳の摂取量が多い北欧人の牛乳摂取量が少なかったら、骨折はもっと増えるはずだと言う意見もあるようです。 環境ホルモンの観点からの有害説も登場していますが、牛乳中のホルモンを摂取しても、女性の体内を流れているホルモンの量に比べれば微々たるものと影響に疑問との声もあります。 牛乳とがんとの関係はまだ仮説の域を出ておらず、冷静な議論が必要のようです。 ネット上で取り上げられることが多い有害説の論拠の一つが「牛乳は子牛が飲むもの。人が他のほ乳動物の乳を飲むのは不自然」との考え方のようですが、これについても「野菜や肉、魚なども人間のために存在しているわけでなく、牛乳も数ある食材の一つ。必要な栄養素を牛乳から取ってもおかしくない」と言う意見もあります。 飼育法に問題があるという指摘はありますが、牛乳自体に問題があるという考え方とは分けて考えるべき問題であると言われています。 色々と牛乳についてはさまざまな意見があるようですが、有害、有益についてはどちらも言い分があるようです。色々な意見を聞いてもよくわからないですが、牛乳は凄く昔から飲まれて来た物でもありますよね。一概に有害と言い切るのもはたしてどうなのかと思いますが、牛乳より優れてカルシウムを摂取できるものもあるとは思います。しかしながら乳製品を全否定するようには考えられませんよね。 この問題は消費者をより混乱させただけのようにも感じます。
by fdion
| 2006-08-19 11:19
| 日記
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